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ストーリー

2010/04/15 16:02 更新

クンドンの復活

千年という悠久な歳月の中、果てしない発展を繰り返えしてきた MU帝国にも大預言書 セクロミコンの予言のようにいつのまにか混乱の時期が訪れた。
MU帝国を支配した偉大なリーダーたちは世代が交代するにしたがって堕落していき、リーダーが存在せずばらけてしまった中央政府は勢力を増した地方領主たちの勢力に押されて力を失って行った。
結局MU帝国の大陸に対する勢いは完全に失われてしまい、MU帝国の秩序は崩壊してしまった。
中央政府の勢力が大陸に及ばなくなると、各領主たちは自分がMU帝国の覇権を手に入れ統治しようと考えるようになり、その考えは戦争につながった。
千年を平和に発展して来たミュー大陸はあっという間に血で染まっていった。
終わることのできない戦争の中に繰り返される殺戮によって、以前の美しかったミュー大陸の姿はもう見る影もなくなってしまった。
気が狂った人々は戦争に巻き込まれて大地に数えきれないほど多くの血を流した。
しかし 不幸にも突出した勢力のない領主たちの争いは簡単には終わらず、新しい帝国を建てるための戦争は続いた。
地獄の扉が開いたのはちょうどその時だった。人の道に外れた人間の野望は決して越えてはならない一線を超えてしまった。野望に目がくらんだアントニアスは魔道師 レムリアの狂気に触れて、エトラムに封印され眠っていた魔王を覚ましてしまった。そして 暗黒の帝王クンドンを復活させたのだった。
  • “もはや地上は私の物だ。
  • これ以上平和は来ないだろう。
  • 太陽はもう目覚めないだろう。
  • この大地は私だけのものであり、高慢な人間どもはまた私の奴隷、私の家畜になるだろう!”
古代の魔王クンドンは長い眠りから目覚め、また世の中を歩き回り始めた。
星さえ自分の航路を失って、捨てる混沌の中に無惨な恐怖がまた地上に到来したのであった。 束縛から開放されたクンドンは、封印された長い歳月の怒りをぶつけるがごとく狂ったように地上を荒廃させていった。
美しくて平和だった都市と森は領主たちの戦争とクンドンの復讐で恐ろしく破壊され、いつのまにか大陸は魔王の下僕たちで満たされてしまった。 復活したクンドンは2年という歳月の間MU大陸を横断して復讐と征服の旗の下に、さらに多くの血を流していった。
セクロミコンに記録された ‘悪夢の日’はもはや伝説の中の話ではなくなってしまった。
知恵のある者たちは預言書に書かれている’一筋の光’が何なのか研究した。その光はエトラム。 闇の魔王クンドンを封印した以後で、もうずいぶん前、人々の記憶の中から影をひそめた封印石エトラム。 8個に割れた封印石エトラムだけが人々の最後に残された希望だった。

血の王

黒色騎士団の諸侯「アントニアス」は、野望の実現への最終段階に来ていた。
“ミュー大陸はもう私だけのものだ! 愚かな者たちよ、これからこの封印を破ってみせよう!”
(互角の勢力を持つ)対立する領主たちとの戦争に疲弊するアントニアスに希望を与えたのは魔道士「レムリア」だった。
ある日突然、アントニアスの前に現われたレムリアは驚くべきことを告げる。 それはちょうど千年前、ミュー帝国が誕生する前に存在した闇の魔王に関する話だった。 強大な魔王の力を得た人間は、大陸のみならず全世界を支配することができるというのだ。
野心に溢れていたアントニアスは、レムリアの誘惑に容易くとらわれた。 闇の力に手を染めてはならぬ、と忠告した仲間たちはレムリアの手により暗殺され、最後に残ったのはアントニアスとレムリア、そして血に飢えた残酷な兵士だけだった。
レムリアの策略と呪術でミュー大陸を手中に収めたアントニアスの軍隊は、セクロミコンに示された’悪夢の日’(‘予言の日’)を迎え、ケトホトムの前に集まっていた。
鬼の形相をした兵士たちは、馬上から赤い光彩を振り撤きながら、アントニアスとレムリアが封印を破壊する瞬間を待っていた。 たとえようのない魔の力が大地を覆い尽くし、その空気に風さえ凍りついた。 ケトホトムの神殿は炎を吹き、この光景を見守っていた。 急にアントニアスの瞳に恐怖がよぎった。
『大丈夫なのか、レムリアよ?』 黒のローブに身を包んだ魔道士レムリアは、ただ黙って首を振った。 『唯一の大地の王よ、いよいよ最後の勾盾ナす』
不気味な声だが、その意味はアントニアスを満足させるに十分だった。 『永遠の力は、私だけのものだ!』(永遠に大地は私だけのものだ!) アントニアスが叫びながらエトラムに手を重ねる瞬間、レムリアと兵士らの目に興奮の気配が漂った。
“オム オラクスト ヘミアド キラトス レアル ホックブラス エクトア ホウ…” 意味不明の呪文が、レムリアの口元で繰り返される。彼と共に青い光がアントニアスの身を包み込む。
その時、封印石が光を発し始めた。
レムリアの呪文がもっと大きくなるうちに、封印石を見守るアントニアスの瞳に狂気が流れ始めた。 『もう少しだ。すぐに終わる…』 アントニアスは手を震わせながら封印石に近づいた。 封印石の光は最後の息を吐き出すかのように、ますます強くなっていく。
『よ・み・が・え・れ……!!』 レムリアの絶叫と共に、封印石は割れてしまった。
『王よ!! (血の)王よ、聞こえているか!!』 兵士らが彼らの王を歌う声の中、暗黒の魔王クンドンはついに復活した。 眠りから覚めたクンドンは、震えているアントニアスを睨みながら叫んだ。
『血と恐怖だけでこの地上を覆って見せよう! 世界は私のものだ、永遠に!』 そして、八つに砕けた封印石はミュー大陸の全域に散らばった。
ミュー大陸を、恐怖という名の影が包み込んだ。

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